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外部循環式気泡塔を用いたエノキタケ菌糸体の液体大量培養と培養条件の動的制御によるストレス作用を利用した有用物質生産

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 中村 秀美  奈良工業高等専門学校, 物質化学工学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要エノキタケの菌糸体や子実体には抗腫瘍作用を示す成分や血糖上昇抑制作用を示す成分など様々な有効成分が含まれており、これらの成分は細胞壁の構成成分であるβ-1-3-Dグルカンと呼ばれる多糖類やタンパク質で構成されている。本研究では外部循環式気泡塔をリアクターとして用いたエノキタケ菌糸体の液体大量培養を行うとともに、菌糸体の増殖速度や多糖類の有用物質生産に及すpHや温度、光照射などの培養条件の動的制御によるストレス作用の影響について検討を行い、菌糸体の増殖最適温度と代謝物生産最適温度の間でステップ的に動的温度制御を行いストレスを与えることで、トレハロースや多糖類といった有用物質の生産速度を2倍程度高めることに成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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