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重力を利用した向流クロマトグラフの汚染除去装置としての可能性探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 北爪 英一  岩手大学, 人文社会科学部環境科学課程, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要現在問題になっている福島第一原発から飛散したセシウムなどの放射性汚染物質をはじめ、河川や大気などの環境中に排出された微量の重金属や界面活性剤などの環境汚染物質、また排気ガス中の大気汚染物質などの効果的な濃縮分離を目的として、「向流クロマトグラフ」の原理を利用し、従来のバッチ式の濃縮分離装置とは異なる新しい装置を試作した。装置は回転ドラムにらせん状にチューブを配置し、二十数回転/分の回転数において、重力場におけるアルキメデスのスクリュー効果を利用して装置内に十数リットルの液体を保持できることが分かった。本装置を応用すれば大量の汚染物質の処理装置として使用できることが期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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