研究責任者 |
金子 淳 東北大学, 大学院農学研究科 生物産業創成科学専攻, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | アズキ抽出物中の抗菌成分は、ワキガ起因菌の一つとされているCorynebacterium minutissimum、および同族菌に対して強い活性を示すが、皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌を抑制しない。アズキの35%エタノールによる一ヶ月抽出画分に存在する強い抗菌活性成分の各種吸着剤への挙動を追跡した結果、本成分は芳香族系吸着剤に吸着するポリフェノール類である可能性が示唆された。部分精製した抗菌活性画分は、機器分析では特定物質のシグナルは得られなかったが、典型的なポリフェノールであるカテキン、エピカテキン(茶カテキン類)では上記の抗菌活性は示さないことから、アズキ固有の成分であると考えられる。
|