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セルロースナノファイバーによる繊維強化複合材料の耐衝撃性の改善
研究課題
産学が連携した研究開発成果の展開
復興促進プログラム
A-STEP
探索タイプ
研究責任者
中村 理恵
日本大学, 工学部機械工学科, 助教
研究期間 (年度)
2012 – 2013
概要
VaRTM法によるセルロースナノファイバー(CNF)およびハロイサイトナノチューブ(HNT)添加繊維強化複合材料の作製を行った.HNTを5%添加すると曲げ弾性率が1.3倍向上する.一方で,添加剤のローテーションによるフリーボリュームの増加のため降伏がおきやすくなる.CNFを樹脂に添加すると樹脂の粘度が高くなりVaRTMによる材料作製が困難となった.これは,繊維長が長く絡み合うために起こると考えられる.そのため水分散性の樹脂と用いることで曲げ特性および衝撃特性を向上させる可能性をもつ.