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カーボンナノチューブを電極とする次世代高性能蓄電池の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 川崎 晋司  名古屋工業大学, 大学院工学研究科 物質工学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要アーク放電法で合成された単層カーボンナノチューブをおもな研究対象として研究を進めた。まず、合成時に使用した金属触媒やアモルファスカーボンなどの不純物を取り除くための精製処理を行った。空気酸化、強酸処理によりおおまかな精製を行ったのち高真空下で高温処理を行うことで酸処理で取り除けなかった金属を昇華させ除去した。精製したナノチューブの純度、結晶性は熱重量分析、ラマン測定などで確認した。このナノチューブ試料をベースに開端、閉端、C60内包の3種の試料を作成しナトリウムイオン電池負極特性を評価した。充放電曲線の形状は互いに類似しており,100~150 mAh/gの可逆容量を示すが、C60を内包させることで可逆容量が増加することがわかった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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