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米の放射性セシウム濃度の低減に貢献するカリ含有量の高い有機育苗培土の実用化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 平井 英明  宇都宮大学, 農学部 生物資源科学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要原発事故によって表土15 cmが使用不可能になったため、資源量の豊富な下層土を活用した水稲育苗培土の開発研究を行った。その目標は、1)放射性セシウム含量が低く、交換性カリが25 mg/100g以上を含む培土の選定と、2)育苗試験から機械移植に適する有機苗を育成できる培土の選定であった。その結果、放射性セシウムが検出限界以下である下層土に菜種油粕と魚粉の窒素含有量の合計が2 gで、かつ窒素1 g以上の菜種油粕を育苗箱に充填相当量の下層土に混和した培土であれば、草丈10~11 cm、葉齢4.0程度、マット強度が30 N以上、充実度が1.2以上である苗を育成できた。この有機苗を本田に機械移植し、その収量と食味検査の結果からその実用性を確認する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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