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山菜に含まれる機能性物質の抗がんメカニズムの解明と新食品開発への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 木村 賢一  岩手大学, 農学部・応用生物化学課程, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要北東北で重要な山菜であるシドケ(モミジガサ)とボウナ(ヨブスマソウ)から見出した、機能性物質3,6-epidioxy-1,10-bisaboladiene(EDBD)の抗がんメカニズムの解明を行い、EDBDの抗がん活性には外因性経路はあまり関与しないこと、アポトーシスのみならずネクローシスが関与しているということ、並びに乳がん細胞のHBC-5とMDA-MB-231では、HBC-5の方が約10倍感受性の高いことを明らかにした。その基礎研究を通じた発表により、仙台以南ではほとんど知られていないそれら山菜について発信し、その知名度を高めることができた。また、EDBDの含量の違いを部位や地域の違いで比較し、葉の中に多いことを明らかにした。EDBDの含量がシドケの産地等により大きく変動したため、新食品開発までには至らなかったが、基礎研究は予定通り進捗した。今後は、具体的な食品として開発する企業と共に研究を継続したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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