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プロシアニジンの抗糖尿病作用の比較による岩手県産果実の高付加価値化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 長澤 孝志  岩手大学, 農学部 応用生物化学課程, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要カリン果実からエタノールで抽出した成分をゲルろ過カラムなどで解析した結果、プロシアニジンが主成分であることが示された。カリンプロシアニジンは、カテキンおよび低分子化プロシアニジンと同程度の抗酸化性、抗糖化性を示した。カリンプロシアニジンの摂取は、2型糖尿病モデルマウスの血糖値をカテキンと同程度に低下させ、血清AGEの蓄積も抑制した。抗肥満に対しては、脂質関連遺伝子の発現解析から中性脂肪の酸化分解に対してカリンプロシアニジンが効果的であることが示唆された。これらよりカリン果実抽出物には抗糖尿病作用、抗肥満作用があることが明らかになった。カリンプロシアニジンの実用化にはより吸収のよい形態の開発が必要であると考えられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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