オゾン水処理による植物の生育促進効果と低温ストレス耐性の向上メカニズム
研究責任者 |
加藤 一幾 岩手大学, 農学部 農学生命課程, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | オゾン水処理を行うことで、低温条件下で植物を生育促進するメカニズムを明らかにし、低温条件下における育苗技術を開発する基礎データを得ることを目標とした。環境条件を一定にするために、人工気象器でコマツナを栽培し、オゾン水処理を行ったところ、葉色の向上など一部生育促進が認められたが、劇的な効果は得られなかった。メカニズムを明らかにするためには、環境条件の設定、オゾン水処理の濃度および頻度を検討が必要である。一方、トマトへのオゾン水処理では品種によっては、育苗において主茎長が短くなり、葉色が濃くなったため、育苗に有効に利用できる可能性が示された。
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