一代雑種品種の両親系統における組合せ能力早期検定法の開発
研究責任者 |
藤本 龍 新潟大学, 自然科学系, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、一代雑種品種の両親系統の早期選抜法の開発を目標として、以下の研究を行った。まず、近交系の遺伝的均一性を確認する純度検定用DNAマーカーをハクサイとキャベツでそれぞれ10以上開発した。ハクサイにおいて、作成したDNAマーカーで遺伝的に均一性が確認できた20の近交系について作型ごとに相互交配を行い、F1を作成した。また、QTL解析を行う為に、F2集団の形質評価とDNAマーカーの選抜を行った。今後は得られた100組合せ以上のF1について、初期生育と収量の雑種強勢の程度を調べることで、両者の相関を明らかにする。さらに、QTL解析により雑種強勢に関わる領域の特定を行う。両者の結果を元に、一代雑種品種の両親系統の早期選抜法の開発し、最終的には新品種育成へと繋げたい。
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