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ナノプレシジョン・純チタンメッシュの生体模倣界面がもたらす硬組織再生スキャフォールド

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 石幡 浩志  東北大学, 大学院歯学研究科 口腔生物学講座歯内歯周治療学分野, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要マイクロ加工の粋を尽くし,生体親和性を有する純チタン薄板に孔径φ20μmの高密度の穿孔加工を施した,メッシュ状のチタンメンブレンを開発し,硬組織再生を対象としたスキャフォールドとしての生物学的特性を検討した.ヒト由来細胞を用いた培養試験では,開発品のメッシュ構造上で細胞が旺盛に発育し,良好な生体親和性を示した.次にビーグル犬において生成した顎骨の骨実質欠損を再生する試験では,β‐TCP人工骨との併用によって,極めて良好な骨組織の回復を達成した.今後実用化に向け,本開発品に薬事承認を得るための,厳格な洗浄・滅菌・乾燥および梱包に至る製造ラインと,製品検査システムを整備し,5年以内の上市を目指す.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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