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東日本大震災で生じた塩害耕作地に対する地産地消型浄化資材の開発と適用に関する検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 香村 一夫  早稲田大学, 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究開発は,(1)津波に被災した水田耕作地の実態と塩分挙動の時系列的把握,(2)塩害土壌の浄化資材の開発,(3)前二項の結果に基づく本手法の被災耕作地への適用,から構成される.(1)については,地震後,季節ごとに仙台平野の被災耕作地に入り,耕作土壌中の塩分の濃度変化およびその挙動を調べた.(2)については,青森・岩手・宮城・山形県内29地点から火山灰土壌52試料を採取した.これらのなかから吸着能力の高い火山灰土壌をバッチによる吸着試験により選別した.選別試料についてカラムによる塩分吸着試験を実施した.これにより塩分の土壌吸着に関する基礎データの取得はほぼ完了した.現在,高い塩分吸着能を示す土壌に無機資材を加えることにより吸着能力のさらなる増加を試みている.(3)については,これらの手法の妥当性を稲作モデル実験から明らかにするとともに,被災耕作地への適用法の細部を検討した.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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