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セシウム吸収酵母による放射能汚染バイオマスからのエタノール生産

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 赤田 倫治  山口大学, 医学系研究科 応用分子生命科学系専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要福島原発事故による放射性セシウム汚染の問題解決のためには,セシウム汚染土壌から有益な作物生産ができればよい。そこで,汚染土壌で生産されたバイオマスを原料とし,そこに存在するセシウムを効率よく吸収できる酵母による放射性セシウム処理型バイオエタノール生産システムを開発する。本研究では,セシウム吸収酵母を取得することを目指した。カリウムの代わりにセシウムを用いた培地では通常の酵母は生育できない。このセシウム培地で増殖できるようになった変異酵母の取得に成功した。この酵母はもともと耐熱性のエタノール発酵ができるので,セシウム酵母による放射性セシウム吸収型のバイオエタノール生産の実現に近づくことができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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