ワイヤレス磁気マーカによる経管チューブ誤挿入検知装置の動物実験
研究責任者 |
薮上 信 東北学院大学, 工学部 電気情報工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | (1)磁性リボンの磁歪振動を利用したマーカ(高千穂交易社製DRラベル)を幅2mm程度にワイヤ放電加工により歪みを印加せずに細線化し、チューブ先端に貼付。幅10mmの元のラベルに比較して性能指数が約100程度と低下しないことを確認し、市販のチューブ先端に貼付した。 (2) 大型動物での動作を想定し、励磁コイルと検出コイルの距離を約400mmまで拡大して、(1)で試作した細長マーカの位置および方向の検出実験を実施した。その結果、概ね位置精度は3mm以内が得られ、大型動物を対象とした場合の必要とされる位置精度を満足することがわかった。 (3)ウサギへマーカ付きチューブを挿入して生体内部のチューブ先端位置の軌跡を概ね計測できた。
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