有機一元共蒸着法の開発と完全共晶pn接合膜の有機太陽電池への応用試験
研究責任者 |
細貝 拓也 岩手大学, 工学部マテリアル工学科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、➀有機一元共蒸着法によるドナー分子およびアクセプター分子が1:1に配列した完全共晶膜の作製方法の確立、および➁作製した共晶膜の有機太陽電池における光電変換層としての応用試験を目標とした。実験は概ね予定通りに行い、➀では完全共晶膜だけでなく混合比を変えた混晶膜の作製指針が得られ、また➁では完全共晶膜の光電変換層としての機能性を確認した。今後は有機一元共蒸着法の汎用性を様々な分子の組み合わせによって検討するとともに、作製した完全共晶膜の光電変換層以外の応用の可能性(例えば、両極性有機電界効果トランジスタ材料)を調査したい。
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