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光反射シリカ粒子による温度応答性調光省エネルギーガラスの研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 藤原 正浩  産業技術総合研究所, ユビキタスエネルギー研究部門, 上級主任研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題は、気温が低い場合は透明であるが気温上昇と共に光を透過しなくなる材料の創出にある。シリカナノ粒子で殻が構築された中空粒子を、種々の溶剤やポリマー等の分散剤と混合すると、シリカの屈折率に近い屈折率を持つ分散剤の場合、シリカ粒子との混合系の透明度が向上し、20°Cで80%以上の透過率になるものもあった。この混合系を加熱して温度を上げると、温度上昇に伴い光透過の減少が観測された。温度上昇により、両者間の屈折率差が大きくなったためである。このように、20°C付近の室温では透明でありながら、温度上昇に伴い自動的に白濁して光を透過しなくなる温度応答性調光省エネルギーガラスの基盤性能を見出した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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