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新規吸液性ゲルを活用した放射性物質含有水溶液処理剤、土壌除染剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 甲野 裕之  苫小牧工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要セルロースを骨格とする高吸水性ゲル合成条件の低コスト化とCs,Srの封じ込めを主たる目的とした。置換度、反応温度等をパラメータとして最適化し、従来の製造コストを1/4以下まで低下させることに成功した。また本ゲルはCs,Srイオン(安定同位体)を含む水溶液を自重の550倍以上吸水し、ゲル内部に封じ込めることが可能なことを明らかにした。また、これらイオンを含む土壌から二週間で60%以上回収することも確認された。以上の結果、当初の設定目標を全て達成した。今後、放射性同位元素を用いた検証が必要であるが、本ゲルはCs, Srを含む水溶液の封じ込め、土壌除染に効果をもたらすことが予想される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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