研究責任者 |
星宮 務 東北学院大学, 工学部 電子工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究開発に関しては、目標の設定である光ビームを走査する方式のアクティブサーモグラフィー方式の原理的基礎を実証することができた。達成度に関しては、1)LD/LEDアレイの発光位置を電子的に切り替えてビーム走査する機構の開発はほぼ達成、2)電子走査機構を用いた装置による設計の基礎となる温度波形データベース構築に関しては十分な達成はできなかった。3)実際の被災機器(鉄製、アルミ製)に即した機器の改良とシミュレーションによる実証に関して、可搬サイズの機器の開発はできた。ただ、震災での実際の機器を試料にした測定までにはいたらなかった。 今後の展開としては、試料内部での熱拡散の定量的なシミュレーションや、実際の測定対象試料に近い表面状態の違う試料の測定など、実験的に明らかにすべき課題も多く発見できた。
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