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陸生ラン藻を用いた放射性物質の除去及び荒廃土壌の回復技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 加藤 浩  三重大学, 生命科学研究支援センター 植物機能ゲノミクス部門, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要ラン藻による放射性物質除去ではラン藻のみだけでなく資材化することによっても吸収可能である事を明らかにした。ラン藻吸収量は平均で土壌の50%(1ヶ月間)以上であり、市販のゼオライトの吸収量(10%程度)と比較してラン藻の方が高いことが明らかとなった。 津波により塩害を受けた地域では津波後1年以降に作物収量増加が起こるため、ラン藻シートによる成長促進効果が有意に示されるポット試験を行った。その結果、ラン藻シート単独でも植物の背丈が最大2倍程度高くなることを明らかにした。 資材化に使用するラン藻を培養により得るために、培養システムのうち、培養方法に焦点を絞った結果、これまで行われてきた液体培養の収量をこれまでの2倍以上、増殖量は10倍以上に効率を高めた。 以上から、ラン藻を資材することで放射性物質の吸収、植物栽培が可能となることを明らかにした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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