サージカルホールドリルのセーフティーストップ機能の開発
研究責任者 |
長尾 光雄 日本大学, 工学部機械工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 開孔の瞬間を験者の手などの五感に頼る感覚や経験で判断する施術から開放するため、リスクの軽減やこれをサポートする技術の提案である。骨切削用刃物が骨質部を貫通する際に発信するパルス電流の大きさは、骨質硬軟度合いおよび切削抵抗が変わる。このパルス高さに反応する閾値信号の設定により、停止確率は60%から80%であった。また、刃物先端が軟部組織を損傷させる可能性も分かり、制御応答時間を約1/4から約1/10まで改善したことで、先端が少し現れた所で停止させるところまで試作開発は進んだ。今後は、誤作動回避の新たな提案と協力者を得ながら、技術移転の可能性を探る予定である。
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