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畜産物の放射能汚染を防御するための飼養方法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 山田 一孝  帯広畜産大学, 臨床獣医学研究部門, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故により,農畜産物の放射能汚染が深刻な社会問題となった.福島の畜産再開のためには,放射能が畜産物に移行しない飼養方法の開発が望まれる.そこで,セシウム吸着物質であるベントナイトに着目し,計画的避難区域内でニワトリを飼育し,ベントナイトの生体への放射性セシウム移行抑制効果を調べた.その結果,鶏卵,鶏肉中の放射性セシウム濃度は有意に低下し,ベントナイトは放射性セシウムの生体への移行を抑制する可能性が示唆された.しかし,ベントナイトの移行抑制効果には,用量依存性を認めなかった.今後,本プログラムの成果を肉牛へ応用することで,畜産の再開が期待できる.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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