研究責任者 |
辻田 忠志 東北大学, 大学院医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | H24年度に2つの基本骨格を持つ化合物が非常に強くNrf1を安定化させる事実を得ていた。この化合物は、ファミリータンパク質Nrf2には作用しないことから、Nrf1に特異的な活性化物質であった。平成25年度には、化合物側鎖の最適化を実施し、Nrf1活性化能が高い4種類の化合物を取得することができた。4つの化合物について、マウスへ投与を実施したところ、2種は非常に強い肝毒性をもたらしたが、残りの2種は著明な毒性を示さず、Nrf1を安定化する効果を確認できた。本化合物について、国内大手製薬会社と、協議を実施したが、hERGアラートが示されるため、抜本的な基本骨格の変換が必要であることがわかった。現在、基本骨格の変更した上で活性を示すか現在検討を進めている。
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