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転写因子Nrf1を標的とした脂質代謝調節薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 辻田 忠志  東北大学, 大学院医学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要H24年度に2つの基本骨格を持つ化合物が非常に強くNrf1を安定化させる事実を得ていた。この化合物は、ファミリータンパク質Nrf2には作用しないことから、Nrf1に特異的な活性化物質であった。平成25年度には、化合物側鎖の最適化を実施し、Nrf1活性化能が高い4種類の化合物を取得することができた。4つの化合物について、マウスへ投与を実施したところ、2種は非常に強い肝毒性をもたらしたが、残りの2種は著明な毒性を示さず、Nrf1を安定化する効果を確認できた。本化合物について、国内大手製薬会社と、協議を実施したが、hERGアラートが示されるため、抜本的な基本骨格の変換が必要であることがわかった。現在、基本骨格の変更した上で活性を示すか現在検討を進めている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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