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セルロースの構造緩和と分解を同時に行うデュアル機能型酵素を用いた高効率バイオマス分解

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 中島 一紀  東北大学, 大学院工学研究科 化学工学専攻, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、高効率なセルロース分解を目指し、セルロースの結晶構造緩和を引き起こすタンパク質(エクスパンシン)と、分解能を有するセルロース分解酵素(セルラーゼ)を連結した新規融合酵素を開発することを目的とした。遺伝子組換え的手法により、エクスパンシンおよびセルラーゼのクローニングを行い、種々の融合酵素を作製し、大腸菌でのタンパク質大量発現システムを構築した。セルロースへの吸着特性を調査した結果、セルラーゼにエクスパンシンを融合することで固体セルロースへの吸着が可能となった。また、分解活性を調査した結果、エクスパンシンとセルラーゼ間のリンカーを長くすることにより、分解活性が増大することが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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