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大規模ウインドファームの安定した系統連系を実現する限流器の適用可能条件に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 飯岡 大輔  名城大学, 理工学部 電気電子工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要Doubly-fed形風力発電システム(DFIG)を有する電力系統モデルを作成し,故障時の電力系統における電圧および周波数の維持に寄与する限流器の仕様について検討した。限流器モデルは,実機ミニモデルとして製作したIGBT型限流器に基づいて作成した。計算機シミュレーション結果から,限流器の導入によりDFIGの過電流抑制,有効電力出力の低下緩和,誘導発電機の電気的出力トルク急変緩和の効果があることを明らかにした。また,連系点電圧を通常運転時付近まで回復できる限流器の条件を示した。さらに,故障時のDFIG有効電力出力が限流器により回復するため,周波数維持にも寄与できることを示したが,故障時の残存電圧によっては十分な効果が得られないこともわかった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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