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環境調和型酸化的カップリング反応によるビアリール化合物の合成法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 UYANIK Muhammet  名古屋大学, 大学院工学研究科化学・生物工学専攻, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本申請研究では、安全で安価な過酸化水素水を酸化剤に、毒性のないヨウ化物を触媒前駆体に用いるフェノール類の酸化的ビアリールカップリング反応の開発を通して、真に力量のあるビアリール化合物の製造プロセスの確立を目指した。その結果、様々なフェノール類の酸化反応において、対応するビフェノールや基質によっては過剰酸化生成物のジフェノキノンが、それぞれ選択的に高収率で得られた。本手法は、金属を全く用いず、安全・安価な共酸化剤存在下、日本に豊富に存在するヨウ素を触媒的に用いる等、様々な特長がある。今後は、反応機構の解明に向けて更なる研究を行い、不斉酸化的ビアリールカップリング反応へ展開して行く予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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