概要 | 福島第一原発のように震災被害を受けた建屋内には瓦礫が散在することで進行を妨げたり,作業のための足場が確保できないということがある.そのため,災害復旧支援ロボットには瓦礫を移動する能力が求められる.また,双腕ハンドを使った繊細な遠隔操作も要求される.開発者は,一般的なクローラ車両に人型上半身を供えた遠隔操作型災害復旧支援ロボットを開発しており,本研究期間において,特徴である双腕を用いた瓦礫の移動,および,ハンドによる繊細な遠隔操作を行うことを目標としており,本研究期間内に双方を達成した.今後はより高効率で精度の高い遠隔操作を実現することを目標とする.
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