1. 前のページに戻る

新構造グラフェンデバイスによる太陽電池の高効率化の研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 内野 俊  東北工業大学, 工学部知能エレクトロニクス学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要新構造グラフェンデバイスの試作を行ない、電気的特性を評価した結果、グラフェン/シリコン接合がダイオード特性を示すがことがわかった。しかし、ON電流が従来データと比較して約3桁小さいことがわかった。そこで、プラズマ前処理による低接触抵抗化技術を開発し、ON電流改善の見通しを得た。他に、カーボンナノチューブ(CNT)/シリコン太陽電池を試作した。測定の結果、曲線因子FF=0.33, Voc=64 mV, 変換効率=2.4%を得た。しかし、CNTデバイスはダイオード特性に大きなばらつきがあることがわかった。これは、CNTの直径のばらつきに起因し、グラフェンデバイスとCNTデバイスを比較すると、特性ばらつきの点でグラフェンデバイスの方が優位であることがわかった。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst