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放射性物質に汚染されていない回遊魚の漁場予測手法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 山崎 秀勝  東京海洋大学, 大学院海洋科学技術研究科 応用環境システム学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要様々な回遊魚に適応した水温分布域に関する解析を実施し、解析演算処理装置とデータベースおよび表示装置によるシステム設計を行うことを目標とした。本課題ではクロマグロ、メバチ、カツオ、サンマの4種について、各魚種固有の適水温分布図から推定される生息域や回遊ルートと放射性汚染域をマッチングして解析を行った。その結果、福島沖を回遊する魚類全般に風評被害が広がる中、より汚染の可能性の低い魚種を示すことが可能となり、食の安全を担保するための技術としての有効性が示された。しかし、魚類の分布を規定する環境要因は水温のみでないことから、新たな風評被害とならないために、より高い精度で環境要因を特定し、その分布を推定する必要がある。今後は、魚類の浸透圧調整能力に大きく影響する塩分に関する技術を開発する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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