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高耐食性を有するPdCu-Ag合金の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 小磯 和夫  奥羽大学, 歯学部 口腔病態解析制御学講座 歯科薬理学分野, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要➀目標 PdCu規則合金にAgを15%、20%および25%添加することにより、10%までAgを添加したPdCu規則合金よりも硬さを向上させ、また耐食性を著しく低下させない合金を探索する。 ➁その達成度 700°C鋳型で作製した合金試料において、Agを15%~25%添加することにより、マイクロビッカース硬さが約Hv259~Hv326になり飛躍的に硬さが向上した。しかし、懸念されたていた耐食性の低下が、Agを15%および20%添加した試料で現れた。したがって、Agを25%添加したPdCu規則合金を700°C鋳型により作製した試料が最も臨床応用に最適な合金と考えられ、申請時の目標を達成した。 ➂今後の展開 本研究結果から、反比例する硬さと耐食性のバランスを再度考慮して、Ag添加量を10~15%までの間で細かく変化させた試料を研究していくと、さらに有用な合金が探索できると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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