概要 | 金属酸化物ナノ粒子の表面特性の制御は,その機能を制御するために重要な検討課題である。本研究では,ヒドロシランを含む溶液中に酸化チタンを分散させ加熱するという方法により,酸化チタン表面を修飾することについて検討を行い,反応条件を適切に選択することで表面修飾剤の量を制御できること,また,得られた生成物の表面特性が表面修飾量に対応して変化することを見出した。本手法は,比較的簡便な方法で金属酸化物の表面修飾を精密に制御して行なうことができる技術であり,表面修飾関連分野,吸着・分離材および触媒材料の研究開発において利用されることが期待される。
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