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190nm真空紫外線を利用した気相水銀酸化除去法の実用性評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 神原 信志  岐阜大学, 大学院工学研究科 環境エネルギーシステム専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は,波長190 nm真空紫外線で生成させた低コストのO3を利用して,燃焼排ガス中元素水銀Hg0を,水溶性の酸化水銀HgOに転換し,湿式脱硫装置内で石膏CaSO4に化学吸着させる水銀除去プロセスの実用性評価を目標とした. モデル排ガス(Hg0/NO/O2)を用い湿式脱硫装置を模擬した環境でCaSO4へのHgOの化学吸着挙動および脱着挙動を調べた.Hg0は約97%がHgOに酸化され,CaSO4にほぼ100%化学吸着されること,またHgは脱着しないことがわかった.本提案プロセスは既存プロセスへの付加が容易であること,低コストで高性能であることから実用性は高いと評価できる.今後,実用化段階に進む予定である.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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