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着雪しない仮設住宅屋根を実現するCNT複合樹脂シートとその表面評価手法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 柳澤 憲史  長野工業高等専門学校, 機械工学科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は,傾斜角5°で水が滑る樹脂シート表面の作製を行うために樹脂シート表面の水が滑る力を測定できる評価装置を作製する計画であった.予備実験から雪とプラスチックシートの間で働く摩擦力1mNを測定できる装置が必要であった. CNTを複合したシリコーンシート表面に10μmの凹凸を付与することで,傾斜角5°以下で水が滑り始めるシート表面を作製することができた.また,シート表面と検出部にすき間ができるように配置し,雪に見立てた水滴をそのすき間に介在させ,シートをスライドさせることで検出部に働いた力を検出することができ0.1mN以下の力を検出することに成功した.本研究は当初の目標を達成したといえる.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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