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患者に負担の少ない認知症スクリーニング方法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 橋本 康弘  福島県立医科大学, 医学部・生化学講座, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要髄液は脳周囲を循環する体液であり、神経系マーカーの宝庫と考えられている。我々は、髄液中のトランスフェリン(Tf)がユニークな糖鎖修飾を受けていることを見出した。さらに、この髄液型Tfが認知症の診断マーカーとなることを示した(特開2010-121980、国際出願:PCT/JP2011/079218、Neurobiol Aging, 33: 1807-15, 2012)。図1に、アルツハイマー病と特発性正常圧水頭症の鑑別診断結果を示す。しかし、このマーカー測定には、腰椎へ針を刺して髄液を採取する必要があり、一般医が検査を行うのは難しかった。ごく最近、申請者らは、鼻汁中に髄液型Tfが含まれることを見出した。本研究の目標は、患者の負担が少ない、鼻汁採取のみによる認知症診断システムの開発である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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