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有機汚濁高度処理型人工湿地の設計基準作成と修景的植栽植物種の検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 辻 盛生  岩手県立大学, 総合政策学部, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要自動サイフォンを用いて間欠流を得、湿地のろ材に鉛直方向に汚水を流して濾過する酸化的な伏流式人工湿地を対象とした。撒水方法の変更による植物の活着率向上の試行、併せて花をつける湿生植物の補植を実施し、活着率を確認、花をつける湿生植物で適切な種を選定した。水質浄化効果については、月1回の定期測定を継続して実施し、高い有期汚濁処理能力を確認したが、負荷が少なかったことから、負荷量の最大値に基づく設計基準の基礎データは十分に得られなかった。濁度の日変動測定を複数回実施し、流入水に見られた日変動が処理水においては見られず、低い状態を維持しており、処理の安定性を確認した。さらに、湿地内の水位変動、湿地表層、中層の温度変化の継続測定を実施した。厳冬期における湿地内温度は、10°C程度を維持していたことから、冬期においてもバクテリアによる酸化分解や硝化が一定程度維持されることが推察された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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