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ネオジム磁石からの乾式希土類回収技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 関本 英弘  岩手大学, 工学部 マテリアル工学科専攻, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要ネオジム磁石からの乾式希土類回収プロセスに関する実証的研究を行った。すなわち、ネオジム磁石を酸化ホウ素と炭素共存下で高温処理すると、磁石中の希土類元素をRE2O3-B2O3スラグ(RE = Nd, Dy, Pr)として分離できるので、これを溶融塩電解もしくは金属カルシウムで還元し、Fe-Nd-B合金を得るプロセスである。例えば、Nd2O3-B2O3スラグを、塩化カルシウムCaCl2, 金属カルシウムと共に金属鉄共存下で、アルゴン雰囲気、温度 900 C で6時間保持し還元すると、金属鉄とFe-Nd-B合金の混合粉末が得られた。また、副生成物である酸化カルシウムや未反応の金属カルシウムと合金粉末は、水洗後に磁選することで容易に分離でき、この際生成する廃液中のホウ素は 1 ppm 未満で十分低濃度であった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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