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海底堆積物中の細菌群集組成分析による貝類養殖場底質評価法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 山田 美和  岩手大学, 農学部 応用生物化学課程, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、貝類養殖場環境の簡便で正確な新規評価法の開発を目指して、津波後マガキ養殖の再開約1年後の養殖場における海底堆積物サンプルを採取し、有機物量の蓄積に関与する項目、硫酸還元細菌数を分析および比較した。採取した岩手県の主要なマガキ養殖場(釜石湾、大船渡湾)から得られた海底蓄積物サンプルの分析、比較を行った結果、底質評価に重要な項目である酸揮発性硫化物態硫黄および化学的酸素要求量が、各サンプル中の硫酸還元細菌数(SRB)と相関を有していることが示された。本成果より、SRBの分析が、底質評価の一指標になり得る可能性が示唆された。今後も同様の研究を続けることで、時間経過による養殖場の底質環境の推移およびSRBと底質評価に関する項目の相関の精度を確認することが必要とされる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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