遺伝子疾患の迅速な診断のための新しいDNAチップの開発
研究責任者 |
齋藤 義雄 日本大学, 工学部 生命応用化学科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 本研究では、遺伝子疾患の迅速な診断に利用可能なDNAチップの開発を目指し、それに応用可能な蛍光プローブの開発を行なった。具体的には、蛍光発光波長の変化によりDNA周辺の微細環境変化を検出する新規蛍光DNAプローブを開発した。まず、新しいコンセプトに基づいた分子設計によりソルバトクロミックな新規蛍光ヌクレオシドの開発に成功し、これを含むDNAプローブを用いることで、DNAの一塩基ミスマッチなどの微細環境変化を蛍光波長の違いで検出することに成功した。今後はDNAチップ上でのプローブの性能評価を行い、遺伝子疾患の迅速な診断に利用可能なDNAチップの開発を目指す。
|