「だれでも、どこでも、いつでも」測れる土壌放射能汚染チェッカーの開発
研究責任者 |
中山 信太郎 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012
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概要 | 原発被災地での環境放射能汚染状況を測定する簡便な測定機器を開発した。測定対象は主に土壌やがれきなどを対象にした簡易ベクレルモニターである。全体の装置はアタッシュケースに空間線量計Radi PA-1100、電子天秤、試料ケース、制御用パソコン組み込んだ一体型で、携帯性を持たせた計測器である。測定時は測定器と試料をケース内の収納でき、外部からの影響を排除できる。標準試料を福島県中通り地方の標準的線量である0.2~1.0μSv/hの環境で測定して、その有効性を示した。当該予算で5台作成して、福島県伊達市と白河市などで住民に試験的に使用して、改良点を探る。現在、住民から携帯性を活用して、居住環境の土壌放射能濃度測定に応用され、その結果が報告されている。定期的に訪問して測定結果などの相談に当たる予定である。
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