極短パルス電界による食物加工技術を適用した三陸地区の新しい名産品
研究責任者 |
秋山 雅裕 鹿児島大学, 大学院理工学研究科電気電子工学専攻, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 1W程度のエネルギーを60~100ナノ秒の時間に圧縮し、最大電圧・電流を上げたパルス状の電界を生の食物へ印加する研究である。パルス状の電界を発生させる装置の改造、電界印加用リアクタの作成、高電圧電界の印加実験を行った。パルス状の短い電界を野菜へ印加した結果は、見た目はそのままの状態だが、中の繊維は切れて柔らかくなっていた。他大学と共同で行った実験では、三陸地域の名産品である、うに、アワビ、わかめへ高電圧の交流電界を長時間印加することにより、それらの鮮度が維持されることが分かった。高電圧の高電界は、加工や食料保存に応用できる可能性を持っていることが分かった。
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