レーザー誘起プラズマ発光分析法を用いた金属スクラップの組成別高速分別システムの試作
研究責任者 |
我妻 和明 東北大学, 金属材料研究所 分析科学研究部門, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | ステンレス試料としてSUS301CSP、SUS304、SUS316、SUS420J2、SUS430、SUS440Cの6種類を相互判別の評価のために用いた。これらのうち、パルスレーザー照射とレーザー誘起プラズマ生成に対する検出の遅延時間及びゲート幅を最適化することにより、ニッケルを含む300番台のステンレス鋼と含まない400番台のステンレス鋼の判別を1試料あたり1秒程度で行うことが可能となった。また、300番台及び400番台のステンレス中の相互のクロム及びニッケルの含有量については、50秒ほどレーザー誘起プラズマからの発光信号を積算し平均化することでバラツキを抑え、相互判定が可能となった。
|