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カテーテルへの応用を企図した新規シリコーンゴム材料の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 根本 修克  日本大学, 工学部 生命応用化学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では,高い熱安定性・強い親水性・接着性などの加工性・生体適合性を有するように設計されたポリ(メチルビニルシロキサン-テトラメチルシルアリーレンシロキサン)共重合体を創製することを目標とした。三級アミン部位を有するジシラノールモノマーを合成し,得られたジシラノールモノマーとポリ(メチルビニルシロキサン)ユニットあるいはポリ(ジメチルシロキサン-メチルビニルシロキサン)ユニットとのマルチブロック共重合体の合成を行った。さらに,三級アミン部位の四級化反応により,芳香環上に双性イオン性基を導入した共重合体を合成し,エン-チオール反応を用いた架橋体合成を行った。さらに,得られた共重合体や架橋体を膜化し,得られた膜への血小板沈着評価を通して膜の血液適合性について評価を行ったところ,いずれの膜についても血小板の沈着が見られず,血液適合性を有することが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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