脳機能イメージング用イメージングプローブシステムの開発
研究責任者 |
小山内 実 東北大学, 大学院医学系研究科 保健学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | マイクロイメージングプローブの技術移転の可能性を明確にするために以下の研究開発を行った。開発したプローブのプロトタイプを用いて、光伝達効率、蛍光取得効率を最大にするための光学系を決定した。蛍光タンパク質 GFP を発現しているマウスの小脳にプローブを刺入したところ、単一細胞を充分識別できる蛍光画像の取得に成功した。また、線条体スライス標本にプローブを刺入し、刺激を与えたところ、細胞のカルシウム濃度変化をビデオレートで取得することに成功した。これらの結果に基づき、専用のイメージングシステムの開発を行った。この専用光学システムにより、直径 4 μm の蛍光ビーズの画像取得に成功した。これらの結果は、本イメージングシステムを用いることにより、細胞の発する蛍光取得が充分可能であることを示している。
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