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イワダレソウを用いた放射性物質による汚染土壌の環境修復と飛散防止策

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 和田 清  岐阜工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究は、イワダレソウの放射性セシウムCsの吸収力を評価するため、化学・物理的特性が類似するカリウムKおよび塩化セシウムCsClを添加した培土を用いたコールド試験と汚染土壌を使用したホット試験を実施しその効果を検討した。その結果、コールド試験では一番草のK添加培土から約30%のK成分を吸収でき、クリーニングクロップ(イネ科)と同等の吸収力があること、CsClを添加した培土を用いた試験では、二番草の刈込みで3割以上を収奪でき、ファイトメディエーションとして有効である可能性が示された。一方、ホット試験では実際の汚染土壌に植栽し放射性核種Cs134とCs137の吸収性能を評価した結果、移行係数(植態のRI濃度/土壌中のRI濃度)はいずれも0.1以上の高い値を確認した(最高値:0.495)。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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