PTA法を用いた耐久性に優れる複合皮膜形成技術の開発
研究責任者 |
桑嶋 孝幸 岩手県工業技術センター, ものづくり基盤技術第1部, 上席専門研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 耐食性が高く、機械的強度が高いCCM合金の溶射法による複合化について検討を行った結果、CCM合金単体でマイクロビッカース硬さ550が得られた。更なる硬さの向上や基材との密着力向上のためにCCM合金粉末とセラミックス粉末の混合粉末をPTA溶接法による軟鋼と複合化する技術開発を行った。溶接した試験片は、硬さやAl溶湯中での耐久性評価を行った。その結果、硬さはCCM溶射被膜よりも2倍以上高く、HRc換算で目標の52以上の硬さが得られた。またAl溶湯中での耐久性試験においても従来品と比較して、Alと反応しにくく、高い耐久性を示すことが判明した。
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