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被災地の学校、福祉施設を障がい児者、高齢者が快適に利用するための「秘密基地II」ユニットの開発と評価−高人口密度等の不快ストレスに対応するための快適な環境づくり-

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 苅田 知則  愛媛大学, 教育学部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要被災地の学校・福祉施設では,利用できる建物が少なく建物を併用しなければならないため,人口密度が高く不快ストレスが高い状態で日常生活を送っています。本課題では,障がい児者・高齢者の不快ストレスを軽減させる「秘密基地ユニットII」を試作しました。具体的には,➀パーソナルスペースを保護する閉鎖空間機能,➁ノイズ刺激を遮断し高S/N比を実現する機能,➂頻度が少ない感覚刺激(低周波数刺激)を提示する機能を有する環境ユニットを試作しました。加えて,その有用性について,生理指標を用いて検証したところ,➀唾液中のアミラーゼ活性(sAMY)量が,体験前に比し体験後の数値が有意に低下,➁心拍変動から推計される自律神経反応が,有意に副交感神経優位を示していました。今後更に多様な研究協力者を募り実証実験を行う必要があるが,開発した「秘密基地ユニットII」は技術移転の可能性が高いことが示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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