概要 | 臨床検査技師が手作業で行っている検体(血液など)撹拌作業などの自動化を目的として,数ミリ程度の大きさで液体を自由に撹拌することのできる圧電ミキサーの研究開発を行った.振動モード解析を用いてミキサーの振動を明らかにし,その振動が伝わって生ずる流体の運動を数値流体(CFD)解析で調査し,それらの計算結果に基づいて,設計手法を明らかにした.実験では,圧電ミキサーの周波数特性,振幅特性などのミキサーを制御するための基本性能を評価し,溶液回転数の目標値を達成した.他にもスケール効果,効率,溶液温度の変化などについても明らかにすることができた.
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