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熱中性子検出用10ボロン含有型シンチレータ結晶の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 藤本 裕  東北大学, 金属材料研究所, 研究員
研究期間 (年度) 2012
概要本研究では、中性子捕獲断面積の大きい10Bを含有した、高い発光量(1500 ph/n ~)、透明性(70 %~)、品質(FWHM : 200 arcsec以内)を持つ実用性を有したアルカリ土類ボレートシンチレータを開発することを目標とした。開発においては、μ-PD法により、希土類元素を添加したSrO-B2O3やCaO-B2O3系結晶を作製し、その結晶性や光学特性、放射線応答特性を評価することで、最適な材料のスクリーニングを行った。その結果、2000 ph/n以上の発光量と、80% 以上の透明性、40 arcsecの品質性を持つCe3+:Ca3(BO3)2シンチレータを開発し、これを用いた中性子撮像にも成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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