木造復興住宅における資材の循環的利用法開発に向けた基礎的研究
研究責任者 |
小林 久高 島根大学, 大学院総合理工学研究科 建築・生産設計工学領域, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 災害時に対応した木造仮設住宅・復興住宅の建設に際して、地域の資源(人・物)を有効に活用し、資源循環を可能とする建築物を設定するために、木造仮設住宅の建築構法と木材利用法、温熱環境、コスト、再利用方法についての調査研究を行なった。建築構法について、木造では工期が長くなるものの、地域材や地元企業が活用されること、住民による住みこなしが容易であることなどの利点が確認された。温熱環境については、木造では通風や日射遮蔽に配慮した設計が多く、また湿度調節に優れていることが確認された。コストについてはプレハブ工法も含めた傾向を確認しているが、今後の移築再利用に関する調査を参照しつつ、総合的な検討を行なっていく必要がある。
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