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竹を用いた土壌中放射能除染と竹資源循環利用による新産業創出〜竹を利用した放射性セシウム吸着材の開発〜

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 上田 祐子  愛媛大学, 農学部, 特定研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要福島市内の孟宗竹における放射性セシウム濃度は、震災以後に生長した竹(当歳竹:114Bq/kg)よりも、震災以前に生長していた竹(二年竹以上431Bq/kg)の方が高く、またその竹内分布は、当歳竹では、葉身に最も高く、他の部位はほぼ同じ濃度であるのに対して、二年竹以上では、葉身と枝に高く、稈では上部ほど高濃度であった。 さらに竹中に存在する放射性セシウムは、水により容易に除去することが可能であり、竹から作製した活性炭に化学修飾を施すことにより、約90%の水中セシウムが除去可能な吸着材を開発した。その吸着材は、セシウム以外にも塩素系農薬や食品中の残留農薬においても95%以上の吸着能を示した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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