災害廃棄物を還元剤として用いた銅スラグからの銑鉄の製造
研究責任者 |
山口 勉功 岩手大学, 工学研究科 フロンティア材料機能工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 実際の銅製錬で発生しているスラグを、廃プラスチックを想定した試薬のポリエチレン(CH2)を用い、ポリエチレンとスラグの重量比を変化させて、スラグを1000°Cで1時間還元した。その結果、ポリエチレンとスラグの重量比(M CH2/M slag)を1.2程度にした場合、スラグ中の73.1%の鉄を金属鉄として回収することが出来た。また、鉄の回収率の向上を目指し、銅製錬スラグにNa2Oを添加して炭素共存下でスラグを1300°Cで1時間還元した。還元後のスラグを磁選することにより、スラグ中の90.4%の鉄を金属鉄として回収することに成功した。
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